霧島市溝辺 鹿児島空港より徒歩約10分
空港の町溝辺町は第二次大戦中海軍航空隊第二国分基地として純粋な祖国愛と使命感に燃えた英霊達が飛び立っていった魂の故郷です。今でもその滑走路跡が空港の片隅にひっそりと残されています。この空港から二百十七余の若人が日本国を守るために自らの命を犠牲にされたのであります。この鎮魂の碑は当地を見下ろす上床公園に建立されその慰霊祭は毎年四月に盛大に開催されております。
さて、当バレルバレー・プラハの地価にはこの特攻基地の地下壕が今も現存しております。これまで毎年八月十五日の終戦記念日には弊社内にてしめやかに慰霊祭を執り行ってまいりました。この度ご縁をいただきまして弊社内に英霊の方々への感謝の碑を建立することに致しました。日本国の繁栄、鹿島空港の繁栄、そして当社の繁栄もこの基地と英霊を抜きにしては考えられません。更には第二の国難といわれる現在の日本経済の危機的状況、道徳の乱れを考え、日本国を守るために華と散った英霊の方々への感謝の気持ちを明らかにして原点に立ち返り、誰が作った平和か、誰が礎となった繁栄かを再度検証するために、この碑を建立致します。
平成十四年八月十五日
霧島高原ビール株式会社
代表取締役 山元 正博